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凜ちゃん、初めまして~@2004年7月29日 [助産院出産体験]

それは17時12分だった。
頭が出た後は1回いきんだらするりと凜ちゃんが出てきた!
出てきて一瞬間があったけど、すぐに「ほえぇぇ~ ほえぇぇ~!」と泣き出した!!産声だぁ~!!
何かの番組でやってた。
産声って人種を問わず同じ音階らしい。ト長調のラだか何だかなんだって。
そして、その泣き声で何を訴えているかというと、「痛くて眠い」なんだって~。
そりゃそうだよね。狭い産道を半日いや1日近くかけて出てくるんだから。
そりゃ痛いし疲れて眠いに違いない(笑)

へその緒がつながったまますぐに私の胸元に凜ちゃんがやってきた。
「おぉ~~~!凜ちゃん。初めまして~!よく頑張って出てきたね~。
お父さんがおらんくてごめんねー。お父さんお仕事で来られんかったとよー」と話し掛けた。
3094gの小さな女の子。これがお腹に入ってたのかー(笑)
助産師さんが「最後へその緒が首に一巻きしとったけん、凜ちゃんゆっくり下りてきたんやねー」
と言っていた。
さすがにこの凜ちゃんが出てきた瞬間だけはそれまでご機嫌だった姪っ子ちゃんが泣いていた。
びっくりしたのかな?でもその他はほんとにご機嫌だった。
私が凜ちゃんを抱いていると興味津々といった感じで触ろうとしてた(笑)

その後胎盤が出て、しばらく拍動が収まるまで胎盤と凜ちゃんはつながっていた。
産婦人科ではすぐに切ってしまうへその緒も助産院ではすぐには切らない。
胎盤から最後の栄養と血液が凜ちゃんに送られてへその緒が白くなって拍動が止まってから切る。
臍帯血バンクとかあるけど、この血は凛ちゃんのためのものだから、全て凜ちゃんにあげなくちゃと私は思う。
脈を打って赤紫をしていたへその緒が静かに白くなった。
「へその緒誰が切りますか?」と聞かれたので、「お母さんどう?」と言うと、
「あなたが自分で切った方がいいんじゃないの?」と言われたので、
「じゃぁ、これもビデオに撮って~!」と頼み、凜ちゃんを抱きながら自分でカットした。
うーん、ゴム管みたいな感じ。
1回でサクっとは切れなくて何度かジョキジョキとはさみを動かした。
その後じっくり自分の胎盤とご対面。
これが凛ちゃんと私の間で頑張ってくれてたんだぁ~。お疲れ様ぁ。
へその緒を切る間もずーっと、つまりこの世に出てきてからずーっと凜ちゃんは私の胸の中。
小さくてふにゃふにゃしてるけど、しっかり生きてる。
って、当たり前なんだけど(笑)
よく産まれた瞬間涙が止まらなかったとか言うけど、
私の場合は姪っ子ちゃんのおかげで笑うお産となり、
何て言うか一種のハイ状態で泣くどころか楽しくて嬉しくてしょうがなかった。
まだおっぱいは出ないけど(しかも陥没乳首で吸えないだろうに)
胸に抱いてずーっと乳首を吸わせていた。


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