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助産院の危機とパブコメ@2007年3月25日 [助産院について]

今日のblogほど書くのに苦労したエントリは未だかつてないかもしれません^^;
これを書くに至ったのはmomo67さんのblogを拝見してから。

医療法の改正により,緊急時の搬送先となる「嘱託医療機関」を定めることが助産所に義務付けられるが,病院に嘱託を断られるケースが相次いでいるとのことで,来年4月までに嘱託医が決まらない助産所は廃業せざるを得ないのだとか。
詳しくは
読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20070321ik05.htm
朝日新聞
http://www.asahi.com/health/news/OSK200702090083.html
に記事があります。

どう改正されたのかが興味あり,ネット徘徊しつまみ読みしました。
拝読したのは助産院で逆子をご出産,お子さんを亡くされた方が綴られている助産院は安全?と現役の産婦人科のお医者様が書いてらっしゃるある産婦人科医の独り言。(リンクはしていません。googleなどで検索すると出てきますので興味のある方はご覧下さい)
どちらも助産院で出産をと考えている方には目を通していただきたい内容でした。
お産は病気ではない。でも命を懸ける行為である
改めて考えさせられました。やはり,何かを選択するには,それに関する情報をしっかりと収集し,判断する必要があるということでしょう。全ての要望が叶えられるものであれば悩む必要はないのだと思いますが,そうではないからみんな悩むんですよね。
って,コレは出産に限らずですね。生きていれば日々選択に迫られ,その選択の積み重ねが自分の人生なんですものねぇ。って人生論に持っていくつもりではなかった^^;

話を戻すと,医療法が改正される以前も助産所を開設する場合には嘱託医が必要だったようですが,それは産科医に限られてはいなかったようです。
今回の改正で嘱託医に加え,産科だけでなく新生児治療を行える病院を1か所「嘱託医療機関」として届け出ることが新たに義務付けられたそうなのですが,この嘱託医療機関を見つけることができない助産所は廃業せざるをえなくなるそうです。

助産所における出産は日本における出産の全体の1%程度なのだそうです。数字にしてみれば1%はたいしたことないかもしれないけど,その全てのお産が一人ひとりにとってかけがえのないお産のはず。
今回の法改正によりその選択の幅が狭められるかもしれないことは非常に残念に思います。

この法改正については,行政手続法に基づく手続きとしてパブリックコメントを募集中です。
「医療法施行規則の一部を改正する省令(案)に関するご意見の募集について」
って,今月28日までなんですけどね^^;
今,8月31日の小学生状態でパブコメ作成中であります(笑)

今回の法改正の背景がわからないので何とも言いがたいのですが,ニュースでもよく産科医が減ってきている,各地の総合病院で産科閉鎖が起こっている,,,など,お産できる場所自体が減りつつあります。
私が今後お産をするかどうかはまだ解りませんが,自分や自分の大切な人たちがお産に臨むとなった時に,安心して産める場所がない!なんてことにならないようにしたい。
私一人の力ではどうにもなりませんが,できることはやっていきたいと思っています。
なので,最後にこのHPをご紹介しておきます。
お産といのちの全国ネット

いやぁ~,ホントはもっと色々書きたいんだけど,この手の話題は扱いが難しいです^^;

それにほら,後ろでうんうんうなってるひなちゃんが,,,
ねがえりしたいよ~
うつぶせっておもしろいね
あたまがおもくてたおれたよ~
ってな感じで,寝返り特訓してて,呼ばれるのでちっとも考えがまとめられやしない(苦笑)

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コメント 3

こにゃ

むずかしいね・・・
想いはいっぱいあるのに、うまく文章にできません。
お産は病気ではないけれど、何かがおきる危険性もあって、
その時の対応や結果でその人達の人生もかわってしまうし・・・( ̄~ ̄;)ウーン・・・
私は、一人目の妊娠のとき、子宮外妊娠だったの。
妊娠反応あったのに、お腹の中では出血してて、お腹も痛くて、でも、待望の妊娠だっから、とってもショックで・・・
だから、次の妊娠わかったとき、うれしかったけどとっても怖かった。
『ちゃんと子宮にいるかな・・・』ってしばらくドキドキだった。
何事もなく、自然に当たり前のように妊娠して、産める人と、
そうじゃなくてリスクがある人と、いろいろな人達がいるから、
とってもむずかしいね・・・。
でも、安心して産める社会じゃないと、少子化はとめられなしい、もっとこのことを真剣に考えていかなくちゃいけないなぁ・・・
と、ただ漠然と思っている私です。
長い割りに、とりとめもなくてごめんね。
宿題、(;~_~)9 頑張れ!
by こにゃ (2007-03-26 21:12) 

実は私もこにゃさんと同じく子宮外妊娠を経験しています。破裂の一歩手前で夜中に緊急手術をしてそれはそれは辛い経験でした。ももすけを妊娠したとき、子宮内でたいのうを確認するまで本当に怖かった。お産は病気ではないけれど、無事生まれるまでは本当に何が起こるか分からない。身を持って体験していて自分の体に自信がなかったので私は病院出産を選びましたが・・・ 産みたい人がそれぞれ納得の行く選択をできる世の中になるといいですね。そのためにできることを私も考えてみます。
by (2007-03-27 16:25) 

pingu

◎こにゃさん,そうですよ,ホントにそう思うんです。
お産は病気じゃないけど,終わるまで何が起こるか解らない。
当たり前に授かって当たり前に産めるヒトも居れば,大変な苦労をして授かって,医療の手を借りて,,,って色んなヒトがいて,色んなお産があってしかるべしだと思うんです。
でも,安心して産める場所,産みたい産み方ができる場所,,,というのがないと産むに産めないじゃないかと思うのです。
子育て政策もそうだけど,関わりが薄いヒトが考えるより,真っ只中,経験したヒトが考える方がよっぽどいい政策ができるんじゃないですかねぇ,,,。
と,愚痴ることしかできないのもなんだかな~と思うので,こういう運動に乗っからせてもらおうかなと(笑)

◎のんのんしゃん,本当に子どもを授かるのは奇跡,その命が無事産まれてくるのも奇跡,,,なんですよね。
その奇跡を無事この世に送り出すことが一番優先させるべき事項なんだと思います。
助産院にしても産科医にしても想いは同じだと思うんですが,手段や手法がそれぞれ異なるのかなぁ,,,と。難しいですねぇ。
by pingu (2007-03-30 15:30) 

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