りんちゃん@2003年12月

妊娠が発覚する1年くらい前にダンナが見た夢の話。
子どもが生まれてから3歳くらいになるまでを一晩で見たそうだ。
やっぱり，子どもが欲しいと思っている人が見る夢は違うねー(笑)

私が赤ちゃんのおしめを替えている姿や
ダンナが子どもを抱いて頬擦りしたりほっぺにチュってしたりしていたそうな。
とってもかわいらしい女の子だったとか。
ちなみに，私は夢では理想的な奥さんで全然口うるさくなかったとか，，，。

ダンナは仕事が忙しくて，なぜか子どもの名前と誕生日が思い出せなかったらしい。
それで，ようやく思い出した名前が「りんちゃん」だったそうだ。
しかも，「林」と書いて「りん」と呼ぶらしい(笑)
何ちゅう名前や！
でも，うちはたしかに防風林に囲まれてるしなー。
林と書いてりんもありかもね。なーんて(笑)

その夢の話を聞いて，
「林じゃあんまりだよ～。凛はどう？」と言うと，
「うーん，何か凛の右が稟議を思い出させてやだなぁ，，，」
「えー，凛ちゃんってかわいいじゃーん。
女の子が生まれたら凛ちゃんにしようよー」
そんな会話をしたので，今私のお腹には「りんちゃーん」って
話し掛けている。

まだ私には納得できていないけれども，
確実にお腹では命が育っているので，守らなければとは思う。
ダンナは喜んで，私にまとわりついては
お腹を撫でて「御子！御子♪」と嬉しそう。
まだ恐らく胎嚢の状態だし，話し掛けても何があるわけじゃないのに，
私のお腹に「りんちゃ～～～ん」と呼びかけている。
まぁ，そんなダンナを見ているのは悪い気はしないかな。
私も早くそんな風に喜べるようになりたいよ，，，。

できた！？@2003年12月

それは忘れもしない2003年12月3日の出来事。
いつもの生理不順にしては体温が高い。
乳もはってる感じがして，２週間くらいずーっと下腹部痛あり。
妊娠検査薬使いました。

あははははっ。
陽性反応出ちゃったぁ！

次の日会社を休んで産婦人科に行った。朝1番の患者（？）だった。
超音波の映像には羊水がたまって白くなっているものが見えた。
4週と6日だそうだ。

診察が終わってダンナに報告。
「凜ちゃんできたみたいよ」
でも、まだ2週間後まで確定じゃないと思うことにして、
まだ内緒にしとこうねってことにした。
何と言うか，実感がわかない。
自分の中に別の命が育まれていること。
嬉しいと思っていないことがやっぱり恐い。
でも，ダンナはすごく喜んでいた。
これも幸せなんだろう。
私が嬉しいと思っていなくても，世の中には欲しくてもできない人が
たくさんいるわけだし，何より，育まれている命に申し訳ないと思う。

超音波写真を見せながら、ダンナと話した。
「私はまだまだこんなにわがままで子どもなのに、子育てなんてできないよ」って言ったら、
ダンナがさらりと一言言った。
「理屈じゃないんじゃない？」
それからさらに
「みんなわがままの子どもで頑張ってるんだよ。一緒に頑張ろうよ」って言ってくれた。
何だか胸がすうっと軽くなった気がした。
そう言ったダンナがたくましく見えた。
久しぶりにダンナがかっこよく思えた。
この人と結婚してよかったなと思った。

いいこと言うじゃん、ダンナ(笑)

とりあえず、お腹の命について今は無感情。
嬉しいとか愛しいとか特にない。
そんな状態で「おめでとう」と言われるのは正直苦痛。
それに、お医者様だってまだあと2週間経って診てみないと
妊娠証明は出せないと言ってたし。
だから、ダンナ親はもちろん、自分の親にすらまだ報告してない。
ぬか喜びはさせたくないから。

時々生理痛みたいなお腹の痛みと
何て言ったらいいんだろう？
胸焼けというか、胃がもたれたみたいな気持ち悪さがずーっとある。
「ここに居るよ」っていう命からのメッセージ？
何気に辛いかも、、、。